始まりのビュー

高見山ゆ瑞雲兆し初日出

明けましておめでとうございます。

先月30日、31日と、部屋からいい日の出が眺められました。
元日の朝も低い雲に遮られて高見山こそ見えませんが、素晴らしい日の出に出会えました。
よく晴れて空気が澄むと、夜明けが近づくとともに、三重県境にある高見山のシルエットがだんだんはっきりと浮かんできます。そして、日の出の時刻が近づくにつれ、光背がさすように山全体がさらに輝かしく見えてくるのです。
山に囲まれているので、気象庁発表の日の出時刻から遅れることわずか、高見山から陽が昇り始めると、さながら「ダイヤモンド高見」です。

こんな光景には自然と両手を合わせることになります。無事に朝を迎えられたことに感謝し、その日の無事を祈る。
そして目を転じて、音羽山、多武峰、吉野、大峯の数々、金剛、葛城の山々を眺めると、気持ちもすっかり目覚めます。
そんな朝が今年も続きますように。

今年のお節は格別。渓山さんに頂いた、大きくてしっかり実の詰まったプロ級丹波黒、家人がきれいに煮てくれて、たいそうおいしくいただきました。これで、今年もマメに黒々となるまで、いったい何しましょうか。

それでは、今年もみなさまのご健勝をお祈りしております。