野を歩く

ことごとに言問ひ歩く千草路

秋野の句である。

初めて見る草、花、草、花、草。
一歩進んでは「これは何と言うの?」とお互いに尋ね合うのでなかなか前へ進まない。
気がついてみると、ズボンの裾、靴紐もひっつき虫でいっぱいである。