枝垂れたる梅這い上る南瓜かな
庭を独り占めである。
へちま型した南瓜の収穫が始まった。
まだまだ元気な蔓がいて殘りの養分を一身に集めるように、次々と新しい花、雌花が咲いてきてまた4,50日待つべきかどうか悩むところである。おそらく実が大きくなることはあるまいと思いつつ、今度咲いた雌花には試しに受粉してみようかなどとスケベ根性が頭をもたげる。
めざせ5000句。1年365句として15年。。。
枝垂れたる梅這い上る南瓜かな
庭を独り占めである。
へちま型した南瓜の収穫が始まった。
まだまだ元気な蔓がいて殘りの養分を一身に集めるように、次々と新しい花、雌花が咲いてきてまた4,50日待つべきかどうか悩むところである。おそらく実が大きくなることはあるまいと思いつつ、今度咲いた雌花には試しに受粉してみようかなどとスケベ根性が頭をもたげる。
山畑の畔に座を占む南瓜かな
収穫してからしばらく寝かす方が甘味が増すそうだ。
農家では一か月とか保存してから、これを追熟というそうだが、出荷するケースがほとんどだという。
自家消費の場合では秋に収穫して何か月も保存しながら食べられるので、保存食という意味でも貴重である。
そう言えば、冬至に南瓜を食べると風邪を引かないというけど、あれは甘味がますうえに栄養分が損なわれないからではなかろうか。
年齢とともに親しむ南瓜かな
最近は南瓜がうまいと思うようになった。
家人があの自然の甘みをたっぷり含んだ南瓜のうまみをうまくスープにしてくれるので、最近加わった好物である。とりわけ、今年は畑で成った南瓜の出来がいいらしく甘みが凝縮していて絶品だ。
南瓜というのは最近初めて知ったのだが、包丁で断つには相当な力がいる。普通の家庭では1個消費するのは大変なんだろう、スーパーで売られているのは半切りとか四つ切りにしたもので、使いやすくしているらしい。
今回はまた「宿儺南瓜」(すくなかぼちゃ)といわれる、糸瓜のような形をしたのをいただいたので楽しみである。