投げ技に彼我の差ありて博多場所
白鳳32回優勝の大記録おめでとう。
昭和の大横綱・大鵬の記録を超えていくつまで伸ばしていくのかまだまだ楽しみな力士だ。
15日間を振り返ってみると、モンゴル人力士の投げ技の鋭さが目についた場所であったように思われる。
投げ技のすごさで言えば往年の若ノ花を思い出すが、今では技の鋭さも凄味というものはすべてモンゴル人力士の専売特許といった感が強い。
今のところ日本人力士はせいぜい大関がいいところで、それも勝ち越しがやっとという状態では横綱候補とはとても考えられないし、幕内力士全般をみても一気に番付を駆け上がってくる気配がない。
四つに組んでしっかり勝てる力や技、体格を備えた日本人力士が誕生しないものだろうか。