アラートに継ぐアラートの夏の果
散水中にいきなり夕立がきた。
午後六時を過ぎてようやくむんむんした空気がおさまりかけて、ホースを握った。
するとどういうわけかこんな時にいきなりばらばらと大粒の雨が落ちてきた。空を見てもそれほど暗くないし、例によってほんの気まぐれの雨程度にちがいないと続けたが、いつまでもやまない。
やりかけたルーチンは意地でも続けると決めたがどんどんひどくなる。とうとう頭はもちろんTシャツまで肌にまとわりつくという濡れ鼠。冷房の効く家に駆け込むとそれが一気に冷えて肌寒くさえなってきた。
この二、三日スマホが何度も鳴って大雨警報を知らせる。
然るに肝心なときに鳴らないとはなさけなや。
暦のうえでは夏の終わりだが、夏の代名詞と言っていい高校野球大会がきょう開会式を迎えた。
直前になって代表チームのいくつかにコロナ感染者がでたが、屈せず最後まで戦ってくれればいい。