施設が賴り

堰きとめて川水細る夏近し

柑橘類の害虫と言えば蝶々の青虫。

さらにもうひとつ「葉もぐり蛾」。蛾といってもその幼虫だが、これが葉っぱの薄い皮一枚下を這い回り木を弱らせる。蚯蚓のはったような跡は一目で分かるので虫を見つけては潰す。農薬を使わないのでこれしか方法はない。ひどい場合は葉っぱをむしるだけ。
これと同じような跡を初めてチャレンジしているエンドウの葉っぱに見つけた。冬も無事過ごし順調に来たので、好事魔多しといったところだが、蚤くらいの大きさの幼虫をひとつひとつ爪でつぶしてゆく。
雑草と虫を敵としない方針だが、実際に作物に被害が出ればそうはいっておれない。
このゴールデンウィークは日用品以外の商業施設も休業要請だとか。われら家庭菜園族には苗などの入手にホームセンターが必須。もしこれらが休業となれば素人ファーマー族より怨嗟の声が響こう。
水の乏しい盆地は溜池に水を溜める時期。平群川(正式には竜田川というが)も途中せき止めて川自体がダムとなる。堰の下流は水が細っていよいよ夏が近い。

枕を高く

靴下を脱いだ足裏に夏近し

浴室の蛇口交換をした。

もう何ヶ月か前からパッキンがゆるんだとみえて、カランからの漏れが止まらない。
カランのちょっとした当たりで微妙に止まることもあるのだが、今度はシャワーのヘッドからも水漏れするようになって、水道事業にたずさわる娘夫婦に相談した。
ご多分にもれず各部品も中国製ばかりで、このコロナ騒ぎで今はまったく入ってこないという話だったが、幸い倉庫に同型の部品が余っていたのをおくってもらうことができた。
まずは靴下を脱いで浴室に入ったが30度近くに気温が上がった今日は跣足が気持ちいい。
ちゃんと水を止めないと大噴出しかねないので慎重にスパナを使ったが、素人なりに何とかユニット交換できておかげで今夜は枕を高くして寝られそうである。

紫外線

袖たくし肘も露わに夏近し

昨日などはとうとうTシャツ1枚で過ごせるような陽気だった。

紫外線もよほど強くなったのだろう、外で2,3時間作業しただけでもう腕の日焼けがひどい。
明日からまた強い日差しが戻ってくるらしい。

あまり早くから暑くなると、この夏が猛暑にならなければよいがと気がかりになってくる。
なにしろ関電の発電事情が逼迫するというのだから。
まさか、関西に来てまで計画停電になろうとは誰が予想したであろう。