漠として

震源の海の黙して夏霞

紀淡海峡あたりを震源とする小さな地震が多い。

長野・岐阜・富山三県にまたがる群発地震も気になるし。
列島は東や南から押し寄せるいろんなプレートに乗っかっているので、紀淡海峡のみならず太平洋側はすべて震源域といっていい。
今は静かに凪いでいても、いつ牙をむくともしれない海なのだ。
しかし、東南海地震が30年の確率70%という数字を聞かされても、このかすむようにおぼろな淡路や阿波のごとく漠とするばかりである。

大阪の背骨

生駒越え上町台地の夏霞

ブラタモリじゃないが、なるほど上町台地は大阪の背骨をなしている。

これは生駒トンネルをぬけ市街地へ下降してゆく近鉄奈良線の車両から見るとよく分かる。
昨日は南の方のハルカスはじめ都心の高層ビルが熱い太陽に焙られてかすんでいた。いわゆる夏霞である。
中八だが不思議に違和感はない。

今日は春日井のほうで急な法事があり、予約投稿です。

黄砂?

国ン中の四方の山々夏霞

盆地の真ん中に立つ。

四方の山を見回すと、靄がかかっているようで、とくに山頂部がどれも隠れている。
こういう日は暑くなる日で、まるで熱い空気が盆地の底に溜まっているような感じだ。
ただ、今日は黄砂がくるとの予報もあり、汚染された粉塵を避けて窓は閉めたままである。とはいっても、この黄砂は花粉より細かいというから、あまり効果はないかもしれない。
夕方、車のウィンドウを確かめたが、目に見える黄砂はかぶってないような気がする。このまま行き過ぎてほしいものだ。