自力

夕東風や家路たちこぐ子供たち

風に梅の香りがのってくる。

梅といえば東風。この季節の東から吹く冷たい風である。
ただ、冬と違うのはもう底を脱したという安心のうえに吹く風であるからどこか憎めないでいられる。
明日から三連休であるし、気温もかなり高いことが予想されるのでどこか浮き立つところがあるのだが、逆にこの時期悩ましいのは花粉、杉花粉の到来である。
げんに今日などはどこか鼻がむずむずするところがあって、ティッシュペーパーの減りがやや多いようである。
追い風に乗って元気な子供たちが坂道をがんばって漕いでいる。子供たちのはむろん電池など積んでないので自力である。