老い

天瓜粉たたく二の腕やつれけり

汗疹に弱いというか、肌が敏感なのか、汗をかくとかぶれやすい。

とくに半袖Tシャツで過ごしていると腕の部分に現れることが多い。
そこで日中でも汗でべたつけば水道で流したり、風呂上がりには必ず天瓜粉をたたくのである。
黒いシャツなど着ているとすぐに目立つわけだが、誰に会うと言うこともないので大胆にたたく。
鏡を見ながらたたくのであるが、二の腕辺りは筋肉も落ちてさすがに齢をかくせない。
これも老いであろう。

熱帯夜

天瓜粉残る朝のひげ剃り機

天花粉もどきのベビーパウダーは必需品。

湯上がりにこれを叩かないと、せっかくの風呂なのにすぐ汗にまみれてしまうからだ。
もうひとつ、いや二つの効用は一に汗疹除け、二にひげ剃り機の滑り。
とくに皮膚が弱くて、肘、二の腕など弱い部分は一日何度でも汗を石鹸で流さないと、気持ちが悪い。
そうして、熱帯夜が幾晩も続くこのごろは、目覚めの顔も脂汗でべっとりしている。シェーバーがひっかかって滑らない。そこで天瓜粉が役立つ。夕べの粉が残っているうちにシェーバーを当てるのだ。
ただ、二階は寝ようとすると室温35度。階段から上がった途端夜でもむっとするこの熱帯夜はかなわない。冷房をきかせた寝室以外は早朝ですでに30度近い。
今日は早くも9時過ぎには居間に冷房が入った。