秋の七草

黄のカーテン透かして揺れる女郎花

秋の七草のシーズン。

ある植物園でコーナーに植え込んだ女郎花が満開だった。通路の角を曲がってこれを発見したグループが思わず歓声をあげる。通路にもたれかかるように展がった女郎花はさながら黄色のカーテンのようであった。

秋の花火か

女郎花

庭園のどん詰まりには女郎花

草苑の巡り回廊女郎花

いつもの市内薬師池公園へ。
奥にある万葉植物園に立ち寄ることが多い。
その名のとおり万葉集に詠まれた草花を中心に古来の植物が700種ほど植えられており、季節折々の草花のめぐりがよく分かるからだ。
8月下旬は花のいわゆる端境期で、唯一咲いていたのがこの花で順路の奥の方にあるのを見つけることができた。
すっと伸びた枝から小枝がいくつも分岐し、それぞれに小さな黄色の花のかたまりが泡のように咲く様子は、さかさまにした線香花火のようだ。