邂逅

邂逅の紅を灯して寒椿

色の少ない時期に、椿の朱は貴重な色だ。

花をいっぱいつけているわけではなく、ぽつぽつと咲いている様は、まるで紅の灯のようでもある。
どちらかと言うと、思いも寄らない時に、思いもよらない場所に見つけたりするもので、見つけた時の新鮮さは格別だ。
「邂逅」とでも言えようか。