救い

ときならぬ寒波や水のあたたかき

一ヶ月も早く寒波第一波がやってきた。

わずか一月ほど前は30度を超えるような日があったとはとても思えない早さである。おまけに、台風の当たり年である今年は三十号の大台に達し、十一月に入ったというのに900hPaを下回るという驚異的な勢力に犯されたフィリピンの惨状を見よ。さらに地球はこの100年経験したことがないような気候変動の波に翻弄されるのだろうか。

そんな暗鬱とした気持ちにさせられた朝、庭の散水栓をひねったとき意外に水があたたかいのに少しは励まされたような気がした。