中世の遺構

はや鷺の嗅ぎつけて来し池普請

池普請とは、池の水を抜いて掃除や石組みなどの修理などをすることをいう。

冬の季語とされるのは、「水涸れる」ともいわれる水の少ない季節であるのに加え、養殖池などでよく育った鯉などを浚う時期とも重なるからであろう。
大きな池になると、水を抜くだけでも数日かかるかもしれない。
掲句は、池の魚を狙ってその水の引くのをじっと待っているという光景である。

池普請が主目的でなくても、灌漑用水の溜池を利用してヘラブナや鯉などの養殖池にしている場合は、田に水が必要でないこの時期に池の水を抜いて大きく育った魚を掬うところもあるようである。
養殖業者だけでなく地域の人たちが多く集まって魚を掬う池もある。
このような溜池は水の少ない地方、とくに四国などではよく見られるという。

中世の遺構あらはに川普請

港の遺構、舟の構造材などが出てきたのかもしれない。
そう言えば、先日に長浜では琵琶湖を行き来した平安後期の船の部材の一部が見つかったと言うニュースが。