大和牛

帰省子のために用意の肉を焼く

今夜の夕食は揃ってのバーベキュー。

蚊遣りを何個も焚いて虫対策も万全、うまい具合に涼しい風も吹き始めた。それに何より、大和牛が案外いけるのだ。柔らかで甘いのだ。それから、デザートは津の香良洲産の梨。これがまあ、甘いこと甘いこと。
贅沢三昧の涼夜であった。

夏休み

帰省子の日程寄越すメールかな

今年はいつもより長く5日間の予定であると。

スケジュールにつきあってどこそこへ出かけるとかいうわけではないのだが、返ってくる日が決まればそれはそれで待ち遠しいものである。昔メールなどないころ、母の耳が遠いものだから何の事前予告もしないまま帰省するのも阿吽で分かってもらえていたと思うのだが、やはりちゃんと事前に知らせる方がよほど相手にとっても嬉しいことだったに違いない。

めまぐるしい日

帰省子を送りし夜のしじまかな

娘が発とうという時分になって申し合わせたように大変な嵐が吹き荒れた。

雷と豪雨の中なんとか駅まで送り届けたものの、果たして電車は無事に新大阪までたどり着けるだろうか。
そんな心配をしていたら案の定、電車が止まって予定していた列車の時刻には間に合わないと言う。
Uターンピークの日だから替わりの指定席がとれるかどうかヤキモキしていたが、なんとか振り替え輸送で新大阪までたどり着いて予約ができたという連絡があって肩をなでおろしたのだった。

北の冷気が降りてきたせいか、この時間はもう涼しい風が窓から入ってくるし、虫の澄んだ声も聞こえてくる。