レインウェア

雑踏の駅で始まる弥生かな
停車場のお茶に始まる弥生かな

暖かい雨のなか帰ってきた。

久しぶりの都会だった。ただ、ターミナル駅から一歩も出ることはなく、駅ビルの喫茶店で打ち合わせを済ませると外は雨。今日は重いパソコンをかついでいたので、最寄り駅までは原付バイクで往復したのだが、念のため用意しておいたレインウェアが役に立った。
このウェアは15年くらい前に山歩きのためにと随分高いものを買ったのだが、実際に使ったのは仲間と茸取りに出かけた一回だけだったことも思い出した。経年のわりに傷みもなく、昨日今日買ったものだと言っても誰でも信じてくれるくらい古くささは微塵も感じない。さすが、アウトドアの名門メーカーだけあるなと思った。

軽く着る

弥生よな朝刊受けの近きこと

朝、郵便受けの朝刊を取り出すのが苦にならなくなった。

つい先日までは急いで郵便受けまで行き背をかがめて朝刊を取り出していたのに、今では取り出してからも庭をぐるっと一巡りする余裕すらあったりして。

厚い上着よ、さようなら。