どこか懐かしい草

雑草と違へ捩花引きにけり

この頃は気がつけば庭の雑草を引いている。

ちょっと放置するだけで手が付けられなくほど伸びるからだ。
朝、新聞を取りに出たときや胡瓜などの野菜を採り入れるさいに伸びかけた雑草を引くわけだが、とくに、外来性の草と思われる抜いても抜いても毎日あちこちで芽を出すしぶといのもいて彼らとは毎日根比べだ。

だが、なかには思わぬお客さまもいて、芝生に混じって捩子花が伸びているのを発見したときは「こんなところにも」と嬉しく思っていたのに、今朝手があまってうっかり他の草と一緒に引いてしまい、あとで気がついてがっかりしたのだった。
捩花は、前の家でも自然に生えてきたものを鉢に入れて持ってきたのがあり、どういうわけか大好きな草なのである。