春仕様

何作るあてなき蓬摘み帰る

何日ぶりのお日さまだろうか。

やることが多くて朝から忙しい。一日じゅう体を使ったせいか、夕飯がよく入ること。こんなことは久しぶりのことで、心地いい疲労感が心身を満たしている。
これからは最低気温も十度を切ることがないようで、それを聞くと体もだんだん春仕様になってくるようである。明日は雨のようだから少し体を休めてエネルギーを溜め込むとしようか。

解放感

香も色も指に移して草を摘む

昨日の「野遊」に続き「摘草」である。

場合によると、弁当を持って野遊びを楽しみながら芹などの草を摘んでいることもあろうか。今まで、草摘みしたことがないどころか、草の名さえおぼつかないくらいなのでイメージしにくい季題ではある。

家の中に閉じこめられていた毎日から野に出て遊ぶというのは、現代では想像できないくらいきっと晴れ晴れと開放される気分に満ちあふれるものだったにちがいない。