国宝をあまた拝して新樹晴
法隆寺を散策。
修学旅行生が来るは、来るは。中学・高校、制服・私服、とりどりである。東院の五重塔、金堂を出て大宝蔵院入館を前にガイドさんが声をからして説明する。「このなかには展示物がいっぱいあります。とても覚えきれないでしょうから、この四つだけは見逃さないようにしましょう。夢違観音像、玉虫厨子、橘夫人厨子、百済観音云々」
学校やクラスによって、ちゃんと耳を傾ける生徒もいれば、説明はそっちのけというものも。
しばらく観察を楽しんだが、さて自分たちの修学旅行はどっちだったんだろう。