大宝蔵院の前で

国宝をあまた拝して新樹晴

法隆寺を散策。

修学旅行生が来るは、来るは。中学・高校、制服・私服、とりどりである。東院の五重塔、金堂を出て大宝蔵院入館を前にガイドさんが声をからして説明する。「このなかには展示物がいっぱいあります。とても覚えきれないでしょうから、この四つだけは見逃さないようにしましょう。夢違観音像、玉虫厨子、橘夫人厨子、百済観音云々」

学校やクラスによって、ちゃんと耳を傾ける生徒もいれば、説明はそっちのけというものも。
しばらく観察を楽しんだが、さて自分たちの修学旅行はどっちだったんだろう。

“大宝蔵院の前で” への4件の返信

  1. ちょっと足を延ばせば至る所あまたの歴史に触れられる。
    地の利ですね。

    私の地の利は映画館。
    今日は歴史学者、磯田道史の近著「無私の日本人」を映画化した「殿、利息でござる!」 面白かったです。
    ナレーターを務めたのは濱田岳、そして仙台藩藩主で殿さま役を演じたのが羽生結弦、堂々と演じ可愛かったですよ。
    エンドロールで流れる主題歌はロック調の「上を向いて歩こう」
    ストーリーと言いすべてが痛快歴史娯楽映画でした。

    1. 今日は午後2時頃からですので、原付で。南大門の前に駐められるので便利です。
      帰りには、斑鳩町立斑鳩文化財センターに立ち寄って、藤ノ木古墳出土物の展示(レプリカ。本物は橿原考古学研究所蔵)の説明を一対一で受けました。

      軽い感じの映画というのもいいものです。磯田人気も大変なものですね。

  2. 小六で行った修学旅行、あの厳粛な佇まいとエンタシスの柱のことを覚えています。仏像は小学生には難しいかも。昨年行ったときは十頭身にも見える百済観音に圧倒されました。

    1. 記憶がいいですね。
      昨日見た子供たちも、いつか法隆寺の話が出たときに「ああ、あの時」と思い出してくればいいと思います。
      鏡池の畔にある子規の句碑「柿食へば」の前では、さすがに高校生ともなるとこの句を知っている子が多くて安心しました。ほんとは聞いたのは法隆寺ではなくて東大寺の鐘だったとか、ちゃんと説明していたのにも時代だなと感じるものがありましたね。

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