残ったものどうしの会

一人また逢へなくなりて星今宵

今日は高校同窓生の古稀の会なので予約投稿である。

われらも卒業後半世紀を経ているわけだから、鬼籍に入られる方も年々増してくる。
総勢550名いた学年なので、なかなか全員の消息を知る機会も少なく、こういった同窓の集まりは近況を話し合ったり、消息を確かめ合ったりするまたとないチャンスである。
おそらく、今日も二度と逢えなくなった人の話で座が囲まれることだろう。

生きているものどうし、束の間の生を確かめる場でもあるのだ。

都会の夜空

一等星ばかりの見えて星今宵

「星今宵」は「星祭」の傍題である。

夏の大三角形を見るための空の条件が整うまで1週間かかったというキヨノリ君の話からヒントをもらって詠んでみたもの。
夏の大三角形は「アルタイル(牽牛)」「ベガ(織姫)」「デネブ」の三つの星が形成する。前者二つが一等星、デネブが1.3等星だそうである。
一等星なら都会でも辛うじて見える星だから、探せばうまく見つかるかもしれない。