あれから八年

春泥に砂山盛りて地鎮祭

深夜に突然の突風の音で目が覚めた。

今日の日中も風が強かったが、そのわりには気温が高くて過ごしやすい日となり地鎮祭にも最高の日和。
こんなときだが、工事の安全、建築の無事完工を祈念する神事をやめるわけにはいかなかったのだろう。
粘土質の更地だからあちこちに水溜まりができていて、それらを砂で均して小さな結界が張られている。
わが家を建てたときも同じようにぬかるみの上で畏まっていた思い出ももう八年も前のことになる。