鈍感脳

春嵐の闇にもよほす尿意かな

凄まじい風に雨が加わった音に深夜目覚めた。

3時半頃だったろうか。
起きてから家人に聞くと、雷も鳴っていたそうな。
すると、覚醒したのはほんの一瞬のことで再びすぐに寝入ってしまったということになる。
その短い間にバルコニーのものが飛ぶんじゃないかと不安がもたげたが、いや風向きは逆だから多分大丈夫だろうという判断をしていたのは覚えている。
人間というのは案外短時間の間にいろんな思考を巡らしているものらしい。つくづく適当に鈍感な脳でよかったと思う。
朝確かめてみるとバルコニーのものは無事だった。

列島穏やかならず

列島の北春嵐南地震

「ない」と読む。

地震は恐ろしい。
何時、何処で起こるか誰も分からないからなお怖い。
一瞬にして巻き込まれると逃れられない恐怖がある。

それにしても、断層が動くメカニズムとは分かっているようで、実はよくわからないのだ。
断層がずれるから地震が起きるのは分かるが、なぜ断層がずれるのか。
そのあたりの説明があればじっくり聞かせてもらいたいものだが。