窓辺で

やうやうに明日は君待つ春日和

新居での生活はたった四ヶ月。
しかもその殆どが君が苦手の冬だったね。
ここにきて季節も変わり目をむかえ、大好きだった本格的な春が今ようやく来ようとしている矢先に君は逝ってしまった。
君にとっては大きなストレスに違いなかった環境変化に対して、その体調管理を怠ったことが寿命を縮めてしまったのではないか、という悔恨ばかりが身を責める。

明日は天気予報によると日中14度に達する3月中旬の陽気になるという。


窓辺のこんな寝姿を思い出したりすると、春の陽気さえ哀しい。