健康志向

公園のできて四阿あたたかし

屋根の青い四阿が姿を現した。

見たこともない健康器具がすでにいくつか設営されていて、シニア用公園が間もなく完成する。
公園名はヘルスロード公園。いくつかの団地と結ぶ小学校の通学路が整備されたのにともない、歩道をゆったりとって周辺の人たちには格好の散歩道となっていて、公園名からその通りはどうやらヘルスロードと称するらしいが、今までどこにもそんな表記がない。
今まで畑だったところが公園になったのだが、これは通学路とその周辺をセットにした計画道路だったようである。
このあたりは古い団地にも近く健康志向の高い人が多いので、完成のあかつきにはきっと多くの利用者があると思われる。

感慨

ホームセンターのはしご楽しく暖かく

あるものが必要になってホームセンター巡りをした。

朝から外出が苦にならないほど暖かさにつられて、目についた珍しい種ジャガイモも入手。
畑ではいつもより一枚、さらに一枚脱いでは汗をぬぐう。
この暖かさも今日まで。明日からはまた寒の戻りがしばらくあるという。それが明ければ螺旋的に気温が上がる日和となるに違いない。
今日は父の命日。父の年齢を十も超えるほどながらえたことを何とも妙な感慨にふけっている。

寄贈

木のベンチ置く坂道のあたたかし

当団地と隣の団地を結ぶ坂道。

両団地から見上げる場所に小学校があり、つい先年当団地からの通学路が整備されたばかり。
菜園にはその道をたどって10分ちょっとで着くのであるが、両団地を繋ぐ部分がゆるいが長い坂道となっていて隣の団地の人たちの散歩ルートにもなっている。
というのも、当団地はまだ20年足らずの働き盛り世代中心で近所を散歩する人などまれなのに対して、あちらは50年ほど前の新興団地であり高齢者が中心を占めているからである。
そのながい坂道のところどころに木のベンチが置いてあり、目の前の小学校の卒業生が記念に置いてくれたものらしい。ところどころにあるベンチには、散歩途中と思われるお年寄りが腰掛けておられるのを散見する。
卒業生たちの地域に対する心遣いがうれしくて心暖まる思いである。

今日の暖かさに、ベンチのご老人とマスク越しに笑みを交わせば運ぶ足どりも軽くなった。
ただそれは往きのことで、畑から採ってきた白菜一個、キャベツ二個ぶら下げる登りの道は途中木のベンチで休ませてもらった。ありがたや。

球春

あたたかや泉下の人と夢にあひ

今日は彼岸の入り。

寒い寒いと言っていたのがつい昨日のような感覚で、もうお彼岸である。
いつもの服装のまま外に出て少し動いただけで汗ばむような陽気である。明日もいい天気だという。
春の選抜野球も二年ぶりで開催されるのももうすぐ。
春である。

ばか陽気

宝くじ寄贈ベンチにあたたかし

ばか陽気といっていいような。

木洩れ日のベンチに腰掛けようとしたら、ベンチには宝くじ協会寄贈というタグが打ってある。
暖かくても、さすがにベンチにしばらくいると汗は引いてくる。
万歩計を見ると6千くらいを指している。あと4千目指してさあひとがんばり。
今日は雉子、鷹ともに遭遇せず。

江ノ電の春

江ノ電から見るものどこか暖かし
旧式の車両懐かしあたたかき
江ノ電のどこに降りても暖かき
江ノ電に窓を背にして暖かき

以前から「暖か」で作ろうと思っていた。

そこで、今日は江ノ電と組み合わせてチャレンジだ。
しかし、まだまだ詠みが足りないようなので、時間をかけて推敲する予定。