寒空に

木立とはいへどダリアの支柱かな

この支柱にてこの木立ダリアかな

名ばかりに木立ダリアの蒲柳かな

いかにも頭が重そうである。

3メートルくらいの背がある皇帝ダリアは、どこもしっかり支柱で支えられている。茎を見るといかにも細い。春からの芽がひょろひょろと伸びるのに忙しく、自分自身を支える駆体の形成が間に合わないのであろう。

最近よく見られるようになった花だが、あの大ぶりの図体と花はこの寒い時期にはそぐわないような気がしてどうにも好きにはなれないのだが。