寒空に

木立とはいへどダリアの支柱かな

この支柱にてこの木立ダリアかな

名ばかりに木立ダリアの蒲柳かな

いかにも頭が重そうである。

3メートルくらいの背がある皇帝ダリアは、どこもしっかり支柱で支えられている。茎を見るといかにも細い。春からの芽がひょろひょろと伸びるのに忙しく、自分自身を支える駆体の形成が間に合わないのであろう。

最近よく見られるようになった花だが、あの大ぶりの図体と花はこの寒い時期にはそぐわないような気がしてどうにも好きにはなれないのだが。

“寒空に” への4件の返信

  1. 何度か我が家も春の新芽が出た時期いただくのですが育ちません。
    私もこの花なぜか好きになれません。
    季節感がないと言うかよけいに寒さを感じてしまうのです。
    無理して咲いているような・・・

    1. 山茶花のようなひっそりと、しかし端然としたのが似合う季節です。ものみな枯れてゆくときに、派手な厚化粧、というのはどうもデリカシーに欠けます。

  2. あれを皇帝ダリアというのですか。ダリアの一種とは思いませんでした。品種改良やら外来種やらでいっぱいあって覚えきれませんね。季節感もなくなってきているし、、。私も素朴な花が好きです。

    1. この花は10年くらい前にはあまり聞かなかったような気がします。ものみな枯れるときだから色のついたものが欲しいという気持ちは分かりますが、やはり歳時記通りに「枯」が似合うと思いますけどね。

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