時雨に遭う

時雨れてはなほ行き難き凡夫かな

あ、やばい。
家を出てしばらくあって振り返ると信貴山の方角が時雨れている。
河原だから雨宿りするところないし、雨はみるみる近づき進退窮まる。
こういうとき山頭火を思う。

時雨が通り過ぎて薄日がさしてきた。

しぐるるに などか浮き寝ぞ 川騒ぐ

おまけ。

さわさわと なびく枯れ葦 時雨過ぐ