幸せ運ぶ鳥来たる

こうのとり飛来の盆地柿の秋
斑鳩にこうのとり来る柿日和

調べたら龍田大社の例大祭は今日だった。

昼食をとって急ぎ社に向かおうとしたら、途中の町役場が大変な騒ぎである。
なんと町内の太鼓台、だんじりが10台以上出ていて、それぞれ荒ぶる演技の真っ最中なのだ。
昨日書いた近くの八幡さんの秋祭りもこれに合わせていたとは知らなんだ。
なかには聞き慣れない「素戔嗚尊神社」の幟もあるので訊いてみると、信貴山の奥にある南畑地区だという。大阪府との境にある、あの高いところからも氏子連が太鼓台を降ろしてきて参加しているのにはびっくり。戻るのはさぞ大変だろうと思いきや、「トラックで運びます」とのこと。
龍田さんも渡御されて、まことに祭日和。

今年は町制50周年の記念の年だという。
町長の挨拶では、一昨日町の大和川に六、七羽のこうのとりが飛来していたとか。

大変めでたい話だが、大阪に隣接しているせいか、50年の間に人口も三倍になった聞けば、この10数台のだんじりが廃れずに維持されているのもまた大変目出度いことである。