数独

鉛筆のこよなく削れ梅雨深し

梅雨湿りは困りものだが、いいこともある。

たとえば鉛筆。削るにもいつもよりスムーズに刃が通り思った通りの形に仕上げやすい。
ふだんは2Bを常用しているのだが、梅雨時に限りHBという比較的固い芯でもやわらかに書ける気がする。
今はがりがりと器械で削る時代だが、鉛筆はあの肥後で削るから愛着が生まれるのだと今でも思っている。
数独を解くには鉛筆が一番適している。柔らかい芯だからすぐに頭がまんまるになってしまうが、コロコロ回しながら使えば数字くらい何の問題もない。