ご縁

棚経や墓仕舞などひとくさり

盆法会に菩提寺の老僧にお出でいただいた。

母が亡くなったときのご縁で檀家とさせていただいた縁で、毎年のお盆と節目の忌日にお願いしているお寺である。
住職をご子息に譲られてからは、なかなかお目にかかる機会がなかったのだが、今日はたまたま御大みずからの読経をいただくことができた。
この方は托鉢などによって廃仏毀釈のお寺を三つも再建され、その一つが大神神社の神宮寺で、先師が早くに亡くなられてその遺志をついで再建までこぎつけられた。詳しい縁起は平等寺ホームページをご参考に。
説法と言うよりも、予定時間をかなりオーバーして世間話に花が咲いたが、近年は墓仕舞いの相談を多く受けるようになったとのこと。さもありなんで、私もいずれ世話になるかも知れないと、松籟ご相談させていただきたいとお願いすることとなった。

サンスクリット?

棚経のふりがな追へる唱和かな

昨日の続き。

住職の読経はとても早くて、追いつくのが大変だったが、今年の副住職はまるで逆。自分がふだん読んでいるテンポよりはずっと遅く、おそらく素人が唱和しやすいようにとの配慮だと思うが、それがかえってテンポを狂わされて息継ぎがうまくいかない。
まして、ふだん読んだことのない「大悲心陀羅尼」
は、漢字を追うと言うよりふりがなを追うしかない独特の読みなので、いくらゆっくり読んでいただいてもとてもじゃないがついて行けない。
あれは、サンスクリットに近い「音」なのかもしれないなと思った。