棚経や墓仕舞などひとくさり
盆法会に菩提寺の老僧にお出でいただいた。
母が亡くなったときのご縁で檀家とさせていただいた縁で、毎年のお盆と節目の忌日にお願いしているお寺である。
住職をご子息に譲られてからは、なかなかお目にかかる機会がなかったのだが、今日はたまたま御大みずからの読経をいただくことができた。
この方は托鉢などによって廃仏毀釈のお寺を三つも再建され、その一つが大神神社の神宮寺で、先師が早くに亡くなられてその遺志をついで再建までこぎつけられた。詳しい縁起は平等寺ホームページをご参考に。
説法と言うよりも、予定時間をかなりオーバーして世間話に花が咲いたが、近年は墓仕舞いの相談を多く受けるようになったとのこと。さもありなんで、私もいずれ世話になるかも知れないと、松籟ご相談させていただきたいとお願いすることとなった。
もうすぐお盆、体調を崩してから墓参もすっかり遠のいてしまった。
母の命日さえも行けなかった、
あれほど毎月のように通っていた故郷も遠くなりつつある。
お彼岸までにはまだ少し間があるのでそれまでには何とかと思っているがどうなる事やら?
この秋は母の十三回忌で、いつも忌日にはご本堂に出向くことにしているので今年も伺うことに。その後、二つ目の再建寺・いまは談山神社となっている旧妙楽寺にご案内いただくこととなりました。これもありがたい仏縁でしょうか。山辺の道沿いの旧大神神社神宮寺と談山神社前身の多武峰のお寺。奈良との深いゆかりを感じざるを得ません。