大展望

三山を浮かべ大和の棚霞

今日は大神神社界隈の吟行。

朝は久しぶりに零度を割る寒さ。まさに「冴返る」がふさわしい日和かと思われた。
たしかに、その通りに気温もあまり上がらず二の鳥居をくぐって鬱蒼とした参道に入ると余寒が厳しい。
ただ、境内をぬけて国見の丘にのぼる頃にはいい具合に体も温まり、馬酔木の鈴、笹鳴きに初音や囀り、紅白の梅、犬ふぐり、至る所に句材だらけ。展望台に立つと今度は大和平野の大展望。金剛・葛城の裾は遠霞で稜線だけが浮いて見える。二上などは辛うじて双峰が望めるほどに霞だっている。手前の大和三山もぼんやり浮かんでいるように見える。