古社にて

浄域の箒目深し樫落葉

人跡のすくない別社では境内の箒目も鮮明だ。

写真にうまく撮れれば雰囲気がわかってもらえるのだろうが、あまりにも清らかな様子に足を踏み入れるのさえためらわれるほどだ。
前日の風雨で樫や椎などの古い葉がおびただしく散っていて、風に揺れる木洩れ日がそれらのうえを優しく撫でている。