アレルギー

ゑのころの肩に凭れてきたりけり

市民菜園のルールというかマナーというか。

守りたいものがいくつかある。
その一つが雑草を生やさないということ。少なくとも隣地にはみ出るように雑草をはびこらさないことである。
雑草を敵にしない農法というものに取り組んでいるので、これは自らへの戒めともなっている。要するに管理された雑草の状態を維持することである。必要以上に丈を伸ばさない、周囲に迷惑となるような種をつける前に刈る。また雑草の迷惑をかけないように、畝は境界より最低20センチ後退して作り緩衝地帯を確保など工夫しているが。
で、お隣だが年に二三回草刈に来ているようだが、その間は草ボウボウ。今ごろは狗尾草がしっかり実をつけて首をたれていて、境を通るには払いのけ払いのけいやくすぐったいこと。最近は腕が草に触れるとそこが痒くなるというアレルギーも出て、草刈とはアレルギーとの戦いであると言っていい。

全没

えのこ草飛んで銀座のビルの上

今日の席題は「狗尾草」。

世話役が当日発表するわけで、役得であらかじめ作っておくことができるが、前回も今回も権利を行使せず。
昼の握り飯を屋上ガーデンで食っていたら、掲句が浮かんだのだが。
ちょっとあざといというか、絵に描いたような嘘のような気もして投句せず。
で、前日練りに練った出句すべて没。