回す

竝びなき独楽の名手は今パパに
紐巻くも引くもほどよく独楽のこつ
投げ独楽の宙へたかだか掌に受くる
投げ独楽の宙に紐解く視線かな
一つだけ勝ち越すほどの独楽の友
左利きの流れるやうに独楽回す

何年も見てない。

道路で子供たちが独楽遊びしている姿を。
独楽遊びといっても色々あって、俳句では競技独楽の句が多いが、自分の経験では普通の回し、投げて手のひらに受けるなど単純な遊びに終始していたような記憶がある。
一個の独楽を大事に使ううちに、心棒が緩んできたり、削れてきたり。そういうのを手を入れながら一冬遊ぶのである。誰もが好きな独楽を一つは持っていたものだ。