休刊の朝の無聊や秋を待つ
朝刊を取りに行ったが、郵便受けには何も入ってない。
この日が休刊であることをすっかり忘れているのだ。
世間が週休二日制に慣れ親しんでしまっているのに、この業界は今も律儀に新聞の宅配を続けてくれている。たまに休刊日があって当然なのである。
なのにである。
やはり、毎日当たり前のようになっている新聞がないとなると、手持ちぶさたに身を持て余してしまうような感じだ。
仕方なく周りに目をやれば、どことなく朝が涼しくなっている。そう言えば,昨日初めて蜩を聞いたな。
もう秋はそこまで来ているんだろう。
実際には、高校野球の熱の冷める頃でないと朝夕に秋を実感することはないのであるが。