旧石器時代へ

サヌカイト工房跡の竜の玉

二上山にはサヌカイト(黒曜石)が産出した。

サヌカイトを割ると鋭い断面をもつことから石器の材料となった。二上山のサヌカイトが各地に運ばれて、石器の材料となったことはよく知られている。
わが家から500メートルほど坂を下った大和川畔でも石器工房があって最近発掘されたが、いつも散歩するコースにも旧石器時代(15,000~16,000年前)!の工房跡があり、そこは二上山をくっきりと眺められる高台の絶好のポイントにある。
発掘調査の終わったいまは緑道として整備された道となっていて、起伏のある地形から当時をしのぶしかないわけだが、アオキやガマズミなど実をつける木も随所に散りばめるように植えられている。

目を引く色

竜の玉

我が理想控えめながら竜の玉

竜の玉

この碧はどうだ。

自然界でもこういう色があるんだね。大きさはえんどう豆ほど。下草によく使われる玉竜の根元から顔を出していた。「竜の玉」というのは竜が短めの両手で抱いている例の玉にみたてて言うのだろうが、見方によっては竜の眼球とも見えなくもない。