冬の意外な顔

堂縁に燭台拭ひ節分会

久しぶりの吟行。

明日の追儺会に備える元興寺を詠もうという趣向である。
豆撒きの舞台や、火渡りがおこなわれる護摩壇の設営の他、会場保護の仮囲いなど、いろんな職種の人たちが忙しそうにしている。
吟行子はそれらの作業の邪魔にならないように、時間をかけて境内を一巡。
境内のいたるところに水仙、紅白の椿が咲き、万両、千両が実をつけている。早咲きの梅は早くも終盤を迎えていたりして、萩の寺として有名な元興寺の冬は、意外にも花の寺であった。