冬の意外な顔

堂縁に燭台拭ひ節分会

久しぶりの吟行。

明日の追儺会に備える元興寺を詠もうという趣向である。
豆撒きの舞台や、火渡りがおこなわれる護摩壇の設営の他、会場保護の仮囲いなど、いろんな職種の人たちが忙しそうにしている。
吟行子はそれらの作業の邪魔にならないように、時間をかけて境内を一巡。
境内のいたるところに水仙、紅白の椿が咲き、万両、千両が実をつけている。早咲きの梅は早くも終盤を迎えていたりして、萩の寺として有名な元興寺の冬は、意外にも花の寺であった。

“冬の意外な顔” への2件の返信

  1. もう2月ですね。さすが色々句材豊富ないい所へ吟行ですね。
    人混みの本番を見るより念入りな準備作業を見せてもらう方が楽しいかもしれませんね。

    1. まほろば句会が第一火曜日と決まっていて、今年はちょうど節分会の前日に当たったわけです。
      仰るように、当日はまた別の材料があるでしょうが、これはこれでまた趣向がありましたよ。

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