名所でなくても

ハンドルの休むひまなし紅葉山
ハンドルを切りどほしなる紅葉谷

紅葉のいいところに限って道が曲がりくねっている。

頭上にポスターから抜け出たような素晴らしい眺めがあっても、運転は気が抜けないので堪能するということは無理だが、不思議なことに記憶に長くとどまっている光景はそんな瞬間に目に飛び込んできた景色であることが多い。
おそらく紅葉の名所としては京都が一番多いだろうが、目に止まる紅葉というのはそんな名所ではなく、目立たない意外な場所にあるものだ。
今年は、どこでそんな紅葉を発見できるだろうか。