こまめ

肌寒し竹騒おこす沢の風

風が冷たい日だった。

さすがに午後四時をまわると冷えが募ってきて、もう一枚羽織りたくなるのは晩秋の趣を濃くしてきたということであろう。
あれだけ暑かった秋も十月も末近くとなれば二十度を超えたとしてもせいぜい一二度でくらいで、シャツ一枚で一日を過ごすことはできなくなっている。
寒暖差が大きいこの季節、とくに昼間の温かさで汗をかいたら冷えを呼ばないよう注意を要する。着るものの調整をこまめにしなければならない季節とも言える。

今は昔

肌寒の腰に短くデニム履く
肌寒のポケット浅きデニムかな

急に冷え込んだ。

明らかに夕べの雨が冷たい空気をもたらしたのだ。
一日で10度も下がると寒さは倍加し、厚手のジーンズでも足もとからぞわぞわしてくる。
ポケットに手を突っ込んで温めようにも浅すぎて役に立たない日である。
ジーンズは腰で履けと言われパンパンの尻を自慢げに若さを謳歌していたのは今は昔の話。
やはりモンベルの冬仕様のズボン(古い!)に履き替えようか。