衛士不在

梔子の花垣もはや錆び初めし

梔子の花垣沿ふて守部小屋

梔子の花垣に会ひ蜂に遭ふ

神功皇后陵の守部小屋には衛士は誰もいなかった。

梔子の垣根

あったのは梔子の垣根で、香りを嗅ごうと顔を寄せたら垣根の中から驚いた蜂が飛び出してきたので、こちらも慌ててしまった。