春の行方

抜き脚に濁りけぶれる苗田かな

夫婦二人が苗代に種をおろしているところに差し掛かった。

今は機械で植えるので、苗代には種をおろした育苗箱ごと植え付け、これをそのまま田植機に搭載すればいい仕掛けにになってるようだ。用土も特別なものらしく大きさが揃った粒のようなものである。
あとひと月もすれば田植できる大きさに育つという。
ほかの田では連休と言うこともあってか、大家族でまるでピクニックを楽しむかのように種まきを楽しんでいる。稲刈りのときもやはり大家族で楽しむのだろうか。ほのぼのとした光景に春の行方をあじわうことができた一日だった、