春の行方

抜き脚に濁りけぶれる苗田かな

夫婦二人が苗代に種をおろしているところに差し掛かった。

今は機械で植えるので、苗代には種をおろした育苗箱ごと植え付け、これをそのまま田植機に搭載すればいい仕掛けにになってるようだ。用土も特別なものらしく大きさが揃った粒のようなものである。
あとひと月もすれば田植できる大きさに育つという。
ほかの田では連休と言うこともあってか、大家族でまるでピクニックを楽しむかのように種まきを楽しんでいる。稲刈りのときもやはり大家族で楽しむのだろうか。ほのぼのとした光景に春の行方をあじわうことができた一日だった、

“春の行方” への2件の返信

  1. 今でこそ田植えのやり方は昔と様変わりしましたが家族がお祭りのように集合するのは変わらない光景ですね。
    先日田舎へ行った時、息子がもう田植えの時期かと聞くので三重ではゴールデンウイークの頃が田植えのピークだと話したら今は代掻きの時期かと言ったので驚きでした。
    代掻きなんて言葉を知っていることに驚きでした。
    私の子どもの頃の田植えは6月で農繁期休みというのがあり学校は一週間ほど休校でした。
    大人になってからの記憶では五月下旬でした。
    初めての出産で里帰りしている時、母が心配しながら田植えに出かけて行ったのを思い出します。

    1. 広大な伊勢平野の今頃はすでに田植が終わって、一面植田が広がっていることと思います。なかには麦畑が広がっているところもあるでしょう。温暖化あるいは台風の彼我を避けるためかどんどん田植が早まっていますね。
      近所で目撃したのは早いほうで、ほとんどが夏至の頃田植で田に水が張られるのはずっと先です。

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