贅沢を楽しむ

茄子苗を日なたにうつす雨上がり

素人の苗づくりはむずかしい。

ほんのわずかしか作らないのだから、苗などわざわざそだてることなく買えばいいのだが。育ててみたい種類にこだわると、やはり種から育てるしかない。
問題は温度管理である。素人ファーマーはハウスなど本格的な設備がないのでいろいろ工夫しなければならない。昼間は日なたを求めてあちこち移動し、夜は夜で部屋に取り込み保温に工夫したり。
二ヶ月以上もこんな繰り返しがつづくし、苗など買ったところで100円からせいぜい300円くらいだから割りにはあわないのだが、安心できる野菜育てには得体の知れないものを極力避けたくて、これもこだわりというか、もはや贅沢ともいっていい野菜づくりを楽しんでいるのである。

虫との格闘

売れ残り買うてすくすく茄子の苗

これも兼題句。

実際には、茄子は買ってない。収量からして一本くらいではとても足りないからである。かわりに、トマト、胡瓜、満願寺などを植えたのだが。
薬剤を使わないのでいくらか虫にやられているが、今のところ順調に育っているようだ。
あと一週間ほどしたら胡瓜一号が収穫できるかも知れない。

虫と言えば、蝶々もいいが、あのさなぎがレモンの木などについて毎日割り箸を持って格闘だ。