ずぼら菜園

草引いて三日も見ずの草の丈

今晩からいよいよ梅雨本番らしい。

台風も近づいているしまた大きな被害が出ないことを祈りたい。明日からはしばらくは畑作業もできないので今日は最後の梅雨備え。
数日好天が続いていたので湿り気も欲しいところだ。幼い苗たちが一気に伸びてくれることを期待しているのだが、さて。
草刈機の音が賑やかである。刈っても刈っても旺盛に伸びる草は農家にとっては敵。逆にわが菜園は草は大歓迎。草が根を張ってくれることで長い目でみれば土を耕してくれるからである。おまけに苅った草を畝に敷いておけば自然に堆肥になってくれるので畝づくりには欠かせない。これが営農となればそんな悠長なことは言ってられないだろうが、素人菜園ならではの楽しみというものである。

一日仕事

草取の袋ひとつで足りぬ嵩

草むしりである。

やらねばやらねばと思っているうちにどんどん伸びてくる。
毎日ちょいちょいとやってればいいのだろうが、なかなか腰があがらない。
だから意を決してやるとなると半日どころか一日仕事となってしまうのだ。
40lのゴミ袋は四つも五つもになって、生ゴミの日に集積場に山のように積む。

手に取る

草取や遊び相手の団子虫
草引きて団子虫には歳忘る

草がぐんぐん伸びる。

ちょいちょいと取るだけでは追っつかなくなってきた。
涼しくなった夕方に、とくにひどく伸びている部分だけを片付けようとしたら、そこは団子虫たちにとって居心地のいい場所だったらしく、慌てふためいた様子で右往左往している。
数あるなかでも、どういうわけか団子虫は好きな部類に入るので、どうしても遊びたくなってしまう。あちこちに丸くなった虫たちが転がる様子は面白かった。
今日は幅1メートルほどを引いて草取りは終了となった。