凍える地上

荒星のどれもひとつの物語

凍てつくような星空である。

シリウス、オリオンの三連星、昴、、、、、。
どれも星座の構成員として名前を持っている。
8時頃に空をみてでんと広い空間を占めているのがオリオンで、これが中天に輝き未明には西に傾いて冬の夜空の主役である。
だが、この二三日余りにも寒いというか、震え上がるほど、痺れるくらい凍りつくような空気に長い時間外にたっていられない。地上が凍えれば星も凍えて、凍星となり荒星となる。
NHKスペシャルの地球温暖化2030年特集を見終わって、水蒸気が多くなるとはたして10年後これほど澄んだ夜空を見ることがあろうかという思いが頭をもたげる。
2030だの2050だの欧米のスローガンだけ唱えるだけで、そんな思い切った予算が来年度に投じているようには見えない。ますます、劣等国として世界において行かれるのではないかという憂いが増すばかりである。