然は然りながら

自然保護言ひしが畑の菜虫とる

アブラナ系の苗が息も絶え絶えである

大根、小松菜、芥子菜、チンゲンサイ、白菜等々植えたり蒔いたり。芽が出たものは芽を、植えたものの葉を、得体の知れない小さくて黒い虫が食い荒らしているのである。調べると大根サルハ虫というやつだそうだが、こいつはふだん地中深くにいるが、年に2,3度地上に出て好物のアブラナ系の葉を食い荒らすのである。
これは、出ない畑には全く出ず、出るところには手のつけられないほど出るらしいのである。
決め手となる対策もなく、見つけたら獲るしかないのであるが、獲るそばから沸いてきて手がつけられない。
今まで庭とかプランターで大根栽培を楽しんできたが、こんなことはかつて一度もなく、うまい間引き菜を期待していただけにがっかりである。
キャベツ、ブロッコリーにはおそれていた青虫がついてきたので、虫を敵としないと言いながら、然は然りながら、ひとつづつとっては踏んづけるのであった。
さいわい春菊、レタスなどは無事なのがさいわいだが、今日は小松菜のあったところに菠薐草の種を蒔いてきた。

好きな匂い

選ばれて菜虫とりつくハーブかな

西洋パセリに可愛い柄をした虫がついた。

葉をよく見るとところどころに黄色い卵が。蝶は柑橘類とか山椒が大好きだが、この蝶は西洋パセリが好きなようだ。
長さは2センチにも満たないが、立派な青虫の成虫。いったいどんな蝶が生まれるのだろうか。