萍を浚ふ家族の日曜日
植えて一週間ほど、澄んだ植田に家族が作業している。
めいめいに竹箒をもって苗の間を隅から順に刷いているのだ。
雑草をとるというより萍をすくっているのであろうか。珍しい光景を見たものだ。
家族だけが食べる分には十分な広さの田であるが、秋の収穫までにはいくつもの関門があるのをこうしてこなしてゆくのだ。昔からこうした家族一同の作業を繰り返しくりかえしずっと続けてきたのだ。
久しぶりに家族ぐるみの田仕事を見せてもらった。
めざせ5000句。1年365句として15年。。。
萍を浚ふ家族の日曜日
植えて一週間ほど、澄んだ植田に家族が作業している。
めいめいに竹箒をもって苗の間を隅から順に刷いているのだ。
雑草をとるというより萍をすくっているのであろうか。珍しい光景を見たものだ。
家族だけが食べる分には十分な広さの田であるが、秋の収穫までにはいくつもの関門があるのをこうしてこなしてゆくのだ。昔からこうした家族一同の作業を繰り返しくりかえしずっと続けてきたのだ。
久しぶりに家族ぐるみの田仕事を見せてもらった。
萍や農人ひとり笠に彳つ
見渡すかぎりの植田。
一人の農夫が田の面をじっと眺めて動かない。
菅笠をかぶった男が身じろぎもせず立ち尽くす姿は、まるで広重の絵がそこに停止したままのように見えた。