広重の男

萍や農人ひとり笠に彳つ

見渡すかぎりの植田。

一人の農夫が田の面をじっと眺めて動かない。
菅笠をかぶった男が身じろぎもせず立ち尽くす姿は、まるで広重の絵がそこに停止したままのように見えた。

“広重の男” への2件の返信

  1. 広重の絵には雨や菅笠を被った農夫の絵が多いですね。

    佇む農夫は田植えの終わった田んぼに何を見ているのでしょうね。
    順調な苗の生育、豊作を願っての祈りでしょうか・・・

    1. 一面の植田の孤影という感じでした。
      なかなかうまく詠めてないのですが、いつかはものにしたい光景です。

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